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第3学期が始まりました

2024年1月9日 12時06分

今日から第3学期が始まります。今朝は、厳しい冷え込みにも関わらず、生徒は元気に登校していました。

1時間目に始業式と表彰式を行い、その後は診断・学年末テストに取り組んでいます。

式辞では、次のことを全校に話しました。

年が改まり、令和6年となりました。干支では「辰年」です。

辰年は古くから「変革」や「激動」の言葉に代表されるように、時代が動く年と言われていますが、今年はどうでしょうか。

 

そんな令和6年のスタートは、皆さんもよく知っているとおり、元日には、能登半島で大規模な地震と津波が起き、8日の時点で、亡くなった方が168人、安否が分からない方が323人、避難されている方が約2万8千人と、広い範囲で大きな被害が出ています。

亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々の生活が、少しでも早く戻るよう、願ってやみません。

さらには、翌2日に、羽田空港で飛行機事故がありました。

私からは、この2日の飛行機事故に関連して、「備える」の視点でお話しします。

 

報道で伝えられているように、日本航空側の乗員・乗客379人は、煙が発生し火災が起きている中、事故直後に、全員が脱出できました。事故を伝えるいろいろな報道を見る限り、これは偶然ではないと私は思います。

旅客機の乗員は、乗客全員を90秒で脱出させられるよう、様々な状況を想定した緊急脱出誘導訓練を、専用の施設で、1年に1回、丸1日をかけて行います。この訓練を通過できない場合、飛行機に乗って仕事をすることはできません。また、この訓練以外にも、仕事中は、状況と安全確認を絶えず行っています。

そのような日頃の備えがあったからこそ、今回の全員脱出につながったと思います。

 

よい結果を得ようとするなら、日頃からの備えや努力が必ず求められます。

備えや努力を怠っている人には、チャンスが巡ってきても、それを十分に生かすことはできないし、迫ってくる困難を、上手に乗り越えることは難しいと思います。

今日から始まる第3学期は、次へのステップに備えるための、まとめと準備の学期です。人によっては、この3学期のことを、次の学年の「0学期」と呼んでいます。

4月からの次のステップに進むためにも、今の学年で学ぶ内容や活動からの経験を、確実に身に付ける事がポイントになります。

これからの3か月間、そのための努力を重ねてください。

3学期は、まとめと次へのステップで何かと忙しい学期です。そんな中でも、着実に歩んでほしいと願っています。

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