卒業式における式辞で
2023年3月17日 14時00分今日、重信中学校第65期生が卒業を迎えました。
私からは、式辞で、本人や保護者への祝意と来賓への謝意とともに、卒業生に向けて、「これまでのこと」と「これからのこと」の大きく2点を話しました。
以下、「これからのこと」に関する概要です。
皆さんが生きていくこの先は、今まで以上に先が見通せない予測困難な時代となります。ですが、そんな時代でも変わらないこと、変えてはいけないこと、むしろ大切にしたいことは、「人と人とのつながり」です。どんなにAIが発達しようが、少子化・人口減少や高齢化、グローバル化が進もうが、人と人のつながりは不変です。この先、人と人とのつながりを大切にし、保つために、まず「周囲の方々に感謝する。」ことを心掛けてください。私たちの生活は、自分一人だけの力で成り立っているわけではありません。周囲の人の支えがあって、初めて成り立つことであり、これは大人になっても全く同じです。その支えに気付き、その支えに対する感謝を、言葉や態度で伝えてください。
また、段階を踏みながら「社会を構成する一員として、自分はどのように生きるのか。」を意識し、それを少しずつ行動に移してください。同時に、自分の現状を冷静に把握するとともに、見た目だけにとらわれず、物事の本質が潜んでいる背景や理由を考える習慣を身に付けてほしいと思います。そして、大事な内容は「自分が直接見て確かめ、自分で判断する。」ことを重視してください。以前にも話しましたが、人の一生は、大なり小なりの判断・決断とそれに基づく行動の繰り返しです。より望ましい判断・決断をするためにも、今後も、勉学や様々な活動に一層励み、社会のよき構成員となるべく、卒業後も経験を深めてほしいと願っています。
卒業生の前途に幸多からんことを。