難聴理解啓発に関する講話を聞きました
2022年5月16日 17時31分
5月16日(月)、愛媛県立松山聾学校 河村義和先生をお迎えして、「難聴について考えてみよう」という講話を1年生全員で聞きました。
まず、補聴器や人工内耳を使っている方のお話を動画で視聴して、以下のように困っていることを知りました。
・ 耳で聞くより、話している人の口元を見て判断することが多い。
(今はマスクをして生活しているので、とても分かりにくい。)
・ 電話など機械音は聞き取れない。肉声の方が聞き取りやすい。
・ 周りが静かな所なら、比較的聞き取れるが、騒がしいときは聞き取れない。
・ 周りがうるさいときに後方から話しかけられても分からない。
他の方々の事例から分かることは、
☆ 音として聞こえることと、話の内容が分かることとは違う。
☆ 聞こえには個人差があり、聞こえる音域も違う。
☆ 遠いのか近いのか、どちらの方向から聞こえるのかが分からない。
以上のことから、周りの私たちは、次の2点を心掛ける必要があると感じました。
①:「はっきりとした声で、視線を合わせ、表情(身振り手振り)や筆談なども交えて」話すように努めることが大切である。
②:今、目の前の人がどんなことに困っているのか。自分にできることは何か。
中学生として、これからの社会をよりよく変えていく一員であることを自覚して生活しましょう。